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ペットクリニックジプシー ④

翌日、朝一番に病院から連絡が入る。

血糖値は100前後まで戻ってるのに意識は戻らない。

夕方面会に行く。

痙攣止めが投与されているが、手足は軽く痙攣していた。
横になったまま歯を食いしばり
警戒してるときのように眉間に力を入れ見開いた瞳はくすんでいて
遠くを見つめているようで、呼んでも呼んでも視線は合わない…


毎日夕方1時間ほど話しかけに行く。



『 おうちに帰ろうね 』



毎回mistyの身体は、あたしの涙でびしょびしょになる。



あたしの中では、まだまだまだ
明日になれば、笑ってこっちを見てくれる気がして
起き上がって、自分の脚で歩いて車に飛び乗ってくれる気がして
大好きなリンゴを丸かじり出来る気がして



数日前の生活に戻れる気がして




先生の
『強い子です。状態からいうと限界を超えてます。
もう意識が戻ってくる可能性はないでしょう。
薬の副作用で多臓器不全も免れない状態です。
このまま延命を続けても苦しむだけになるかもしれません。
眠らせてあげるという選択もあります。』

その言葉が他人事のように聞こえ…
言葉のわからない国の呪文のように頭の中でいつまでもくるくる回った。


心臓も動いてるよ
自発呼吸もあるよ
無理… 無理… 無理…


でも、この子に時間がもう僅かしか残されてないことを
心のどこかで理解していたのかも知れない。。。

病院で最後を迎えさせる訳にはいかない。

入院4日目、連れて帰りたい、とお願いする。

末期癌で自分の意思では全く動けなくて
苦痛だけは感じるのに、意識はほとんど無いと思われる状況で…
そんな状態の超大型犬の自宅での介護が
どれだけ大変か。。。
肉体的にも精神的にも



そして一番つらいのは彼女が感じてる苦痛…



もし、万が一でも脳の一部が機能してて、
ほんの少しでも、声が聞こえたり
動けない自分の状態が理解できてたり
家族が自分のことで悲しんでる感情が伝わってしまったら
彼女はどれだけ辛いだろう。



それでも先生は
現実が受け止められないあたしのために
いつでも何時でも電話ください、と緊急時対応の約束もしてくれて
それから2日かけ、鼻にカテーテルを挿入し流動食を少しずつ与え様子を見ながら
連れて帰るための準備をしてくれた。


流動食に薬を加え4時間置きに6回、そして点滴。
体位替えを2時間置き。


毎日1時間しか面会してなかったあたしは
彼女が24時間のうち20時間以上苦しんで
眠ることもままならない状態だということを
連れて帰ってから知った…

寝返りさせた瞬間、苦痛がふと紛れるのかスッと眠りにつける時がある。
短いときは5分で体位替えを繰り返す。




入院してからずっと、あたしもmistyも殆ど眠れてない日が続いた。







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雪が降ってるね~








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