JUNON*DAYS

ARTICLE PAGE

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ペットクリニックジプシー ③

手術は無事終わった。


膵臓の癌細胞は転々と広がっていて、右半分を切除。
腸間膜のリンパの塊も、やはりインスリノーマの転移で
これもうまく切除出来た。

術後の経過も、ひどい炎症や感染症を起こすこともなく
2週間ほどで退院の日を迎える。


mistyは頑張った。



執刀医
『 見つけれるものは全て取り除くことができました。
性格も穏やかでほんとに生命力の強い子です。

ただ
残念です。』


執刀医もブリーダーさんも同意見だった。
顕微鏡レベルの癌細胞は既に全身に回っているだろう…
転移は時間の問題…



オペは3月。
7月に8歳の誕生日を迎える。


『 誕生日お祝い出来ますか 』


何度か同じ質問をした。

先生は答えを濁す。
それが答えなんだよね


帰宅してから1か月、徐々に血糖値が下がりだす。
どこかに転移した癌細胞が動きだした証拠。。。


ほんとに我慢強く気丈な子だ。


発作を何度か繰り返しながらも8歳の誕生日を迎えることができた。


こっちに戻ってから、医療センターを紹介してくれた病院に戻ったが
投薬もなく、これといった内科的治療もない。

ただ血糖値を計るだけ…

この子の余命を考えてだろうか?
ステロイドの副作用のことを考えてだろうか?

血糖値が下がることによって、身体が無駄に糖を吸収しようとする。
結果、2~3ヶ月でmistyは10kgほど体重が増えてしまった。
運動制限で筋肉も衰え、重くなる身体に股関節や脚、脊椎も悲鳴を上げる。

blog_import_502355c6c22e6.jpg



この時点で、もっとあたしに知識があって
最善の処置を取っていたら。。。
病院を変わるか、先生とよく相談して治療方針を考えるかしてたら。。。

結局、あたしの管理の悪さが彼女の命を縮めてしまった。


mistyの状態を把握してる上で、緊急対応してくれない病院。

赤ちゃんのように、休診日や診療時間外にひどい発作を起こすmisty。

救急外来はあっても往診してくれる先生は居ない動物医療の現場。
動かせない状態のmisty…
無知過ぎる自分
悪循環が重なる。

二度目の大きな発作を起こしたその日は、またもや日曜日。
普段と同じく、元気に朝を迎えた。

昼過ぎ、苦しそうにし始めた彼女にいち早く気付いた娘が
あたしを呼びに来る。

今まで発作が起こると、意地でも立っていようとする子が
既に倒れ込んでいた。
マズい…と思い病院に電話をするが案の定出ない。

そこから、あちこち電話をかけまくり往診できる先生を探すこと2時間。
やっとの思いで見つけて、先生が来るのに1時間。

発作は治まらない。

普段から我慢強く気丈な子が
糞尿も漏らし、あり得ない形相でもがき悲鳴をあげた

初めて目の当たりにする、彼女のその尋常じゃなく苦しむ姿に
あたしと娘は為す術もなく、ただただ名前を呼び続け身体をさすり泣き叫んでいた。


先生到着後3時間自宅で治療を施したが、発作はひどく意識も無い状態。

このままじゃ危険だし、ここでは治療の限界なので病院に搬送する。

もし血糖値が上がってきても意識が戻らない場合は、脳に障害が残ってしまったということになる。
mistyの意識が戻ることは、もう無いかもしれない…


そういわれても、この時のあたしはまだ
明日になればmistyはこっちを見てくれると信じていた。

blog_import_502355c84f8bb.jpg






にほんブログ村 犬ブログ イタリアングレーハウンドへ

- 0 Comments

Leave a comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。